和風住宅にあった落ち着いた門まわり愛知県半田市

コンセプト

平屋の和風住宅にあった開放的な門まわりとなっています。
全体的に敷地が広く、駐車場と庭スペースとの間を塗り壁や透過性の高いフェンスで仕切りをしています。
門袖は壁の配置を前後にずらすことで立体感を出す工夫もされ、単調にならないようにスリット部分にはメッシュのフィックスフェンスを取り入れています。
また塗りの壁は雨などによる雨垂れから汚れが付着しやすいので、壁の上部に笠木を設置することで、雨垂れの影響を少なくする役割を果たしています。
駐車場部分に目を向けると、コンクリートの無機質な表情だけにならないようアプローチを明確に作ることで、引き締まった駐車場空間ができています。
アプローチはピンコロ石で縁取りをし、その中を洗い出しコンクリートで仕上げています。
門袖前は黒色系の長方形の平板を使用し、建物の瓦、塗りの壁の笠木との調和を作り出しています。

【2枚目】

駐車場と庭の境には大き目な割栗石を入れ、駐車場と庭の空間を少し離す視覚的な役割を果たしています。
こちらも黒色系の平板に合わせた石を使用し、花壇の縁取りとしても使うことで多様性のあるものとなっています。
クローズ外構の中にも自然体であり且つ開放的なデザインは、平屋の和風住宅との相性の良さを感じさせる仕上がりとなっています。