道路から玄関までをつなぐアプローチと呼ばれる通路は、家族が毎日何度も通る場所であり、お客様の目にも必ず触れるところなので、素敵なデザインに仕上げたい場所です。

アプローチをセンス良く仕上げることで建物の表情も大きく変わってきますが、日々の生活に密着した場所でもあるので、見た目だけを重視してデザインや素材を決めてしまうと、滑りやすいなど快適さを失ってしまうこともあります。

デザインと機能性のバランスの取れた玄関アプローチを作ってもらえる腕のいい工事会社や、安く施工してもらえる工事会社と出会うためには、どんなポイントを押さえておくといいのでしょうか。

石畳の種類いろいろ

玄関アプローチを作る素材というと、石畳の他にはタイルやレンガなどがあります。

割れにくくて丈夫な石畳は、和・洋どちらのテイストにもマッチしますので、アプローチの素材として最も多く使われています。

天然の石を成形してアプローチ用の石畳に利用しますが、石1枚あたり30cm×30cmの正方形、30cm×60cmの長方形、乱形などのさまざまな形があり、乱形は乱形同士、正方形長方形は組み合わせて貼り合わせます。

石の種類も石灰岩や御影石などいろいろあり、色も選べます。

ただ、天然石ゆえに色によって割れやすい石と丈夫な石がありますので、駐車場として使用することがあるなど、人が歩く以外の使用がある場合は工事会社に確認してみてください。

デザインにおいても、ただ単調に石材を貼り合わせるのみでなく、アクセントで途中に小さな植栽やきれいな砂利を入れると石畳の存在感がより引き立ちますので、いろいろな設計デザインを見せてもらうといいでしょう。

施工方法

石畳は、下地となるコンクリートを敷き、乾燥して硬化した後に石を貼っていきます。コンクリートの下地がしっかりとしているので石も割れにくく、玄関アプローチだけでなく、駐車場に使うことも可能です。

正方形や長方形の石でしたらデザイン図通りの施工が可能ですが、乱形の石畳は入荷してきた石の形状に合わせてその場で判断しながら施工するため、現場合わせになります。

乱形の場合、隣にくる石の組み合わせ方や目地の幅など、職人さんのセンスで仕上がりが変わってきます。

最適な工事会社の選び方

玄関アプローチの施工はほとんどの外構工事会社が請け負い可能ですし、左官などの専門工事会社に依頼することもできます。

では、どちらに依頼するのが得策と言えるのでしょうか。

外構工事会社に依頼すべき場合

外構工事一式を承っている工事会社でしたら、デザインを一から起こすことが可能です。

新築工事など、アプローチをこれから作る場合には建物の雰囲気に合ったデザイン、生活スタイルに合った使い勝手をいろいろと提案してもらうといいでしょう。

外構工事会社が施工する場合、自社で職人を抱えている工事会社と、外部委託している工事会社の2種類があります。金額的に、自社施工のできる工事会社のほうが安くなる可能性がありますので、見積りの段階で工事会社に確認してみてください。

専門工事会社に依頼すべき場合

既に具体的なデザインのイメージをお持ちの場合や、既存の石畳をやり直したい、修理してほしいなど、デザイン提案があまり必要ない場合でしたら、専門工事会社に依頼したほうが安く仕上げることができます。