外構工事を検討する場合に、まずは見積書を出してもらってから工事会社を選んでいきますが、どこまで無料でやってもらえるものなのでしょうか。

先にある程度の知識を入れておくと安心して工事会社に声をかけることができると思いますので、参考にしてみてください。

見積書・外構図面の発行はほとんどが無料

外構工事をする際に、いくつかの工事会社をピックアップして声をかけ、現地調査に来てもらって見積り・図面を出してもらいますが、ほとんどの工事会社が無料にて見積書・図面を発行してくれます。

1社のみの提案で契約を進めてしまうより、外構工事の相場やデザインの種類を知るためにも複数社の比較は重要となります。

しかし、無料だからといって必要以上の工事会社に声をかけてしまうと、それなりにリスクも生じてきますので注意が必要です。

必要以上の相見積りは避けましょう

どんなに多く見積り・図面提案を依頼しても最終的に契約をするのは1社のみですので、多く声をかければかけるほど落選の連絡も煩わしくなります。

また、どんな分野においても同じことが言えますが、必要以上に多く見積りを取ってしまうとひとつひとつの提案への理解度が低下したり、「あの提案ってどこの工事会社だっけ??」と記憶が曖昧になってしまいます。

提案を依頼する前に、ある程度その工事会社のことを調べたり、担当者の対応を見たりして、印象の良かった工事会社や期待の持てる提案をしてくれそうな工事会社を3社前後にしぼってから声をかけるようにしましょう。

提案を有料とする工事会社も

中には、見積書は無料でも図面作成は有料とする工事会社もいます。

エクステリア専門の設計事務所などがそれにあたりますので、デザイン性の高いエクステリアをご希望の場合に依頼されると良いでしょう。

また、「〇枚目以降の図面提案は有料」など、条件によって有料になる場合もありますので、ホームページを確認したり、工事会社に直接問い合わせるなどして確認をしてみましょう。

その他のケースいろいろ

他には、図面を作成して見せてくれるのみで渡してくれない工事会社や、見積書のみを提出した段階で成約の意思が確認できれば図面作成に進んでくれる工事会社など、いろいろなパターンがあります。

簡単に図面を手渡せない理由としては、自社のデザインを他社に持ち込まれてしまうことを避けたいという目的があります。

特にデザイン力に自信のある設計会社では、デザイン力で他社との差別化を図っているのに、他社に図面を持ち込んで「このデザインでこれより安く仕上げてほしい」という依頼主の行動を懸念しています。

大きな買い物になる外構工事はお互いの信頼関係がとても重要になりますので、依頼側としてもモラルを持った対応を心がけるようにしましょう。

しかし、基本的にはほとんどの工事会社が無料にて見積書と最初の図面を作成してくれますので、安心して声をかけてみてください。