最近はDIYの流行により、ホームセンターやネット通販などで気軽に建築部材を買うことができます。デザインも豊富な上に値段も買いやすいものが多いので、新築住宅の細部にまで自分好みのこだわった仕上がりにしたい方はよく「施主支給」という方法を使います。

外構工事においてよく施主支給されるものは、ポストや表札などがあります。

外構業者が提示するものよりももっと個性の出るものにしたいと考える施主が、自身で見つけてきたポストや表札を業者に渡して取り付けてもらうという流れです。

しかし実際は、施主支給はそんなに気軽に依頼できるものとは言えません。

それなりのリスクもついてまわるものと知った上で、しっかり検討していただきたいと思います。

慣れない部材を渡される業者側の本音

ポストや表札など、小さめの部材を1種類だけ取り付ける工事ならさほど難儀ではありません。

しかし、タイルやブロックなど数がたくさん必要なもの、カーポートやフェンスなどの大きなものは、普段の工事であまり手にしない種類だと勝手がよく分からず、慣れないので施工しにくいというのが業者側の本音でもあります。

外構工事では、職人さんの技術が非常に重要となります。

豊富な知識や高い技術力によって、経年劣化やちょっとしたミスを防ぐことができますが、どんなに熟練の職人さんでも初めて手にする部材に対しては、ベストな施工方法が分かりません。

それが原因となって、当初用意した数の部材が足りなくなって余分な出費となったり、再発注したせいで工期が伸びてしまうといったトラブルに繋がることにもなります。

そのような事態を避けるために、中には施主支給を受け付けない業者もいます。

「施主支給=コスト削減」ではない

施主支給を希望する依頼主の中には、隅々まで自分好みの外構にする為という理由の人もいますが、コスト削減の為という依頼主も多くいます。

しかし、施主自身で購入した部材を業者に渡して取り付けてもらうには、取り付け料として施工費が追加されることも多くあります。

外構業者の見積書に表記されていた部材の値段と、ネット通販などで調べた値段を比べて、通販のほうが安かったからといって自分だけで判断して発注してしまうと、施工費を追加したらむしろ高くなってしまったというケースもあります。

施主支給をするには、施工費が追加される場合もあるということを覚えておきましょう。

また、カーポートや物置など、単価の高いものの発注を間違えると、それだけ損失も大きくなります。

大切なのは事前に業者へ相談すること

細部に至るまで自分好みの外構に仕上がるから、コストダウンになるからという理由で気軽に施主支給をしてしまうと、思わぬトラブルが起きてしまうことがあります。

そんな事態を避けるために最も大切なことは、発注をしてしまう前に必ず業者に相談をすることです。

「こんな部材を使ってほしいと考えている」とカタログなどを見せてまず最初に相談することで、全体的なデザインにマッチするかどうかも含めて、業者がプロとしての意見を教えてくれます。

また、発注するにあたっての注意点なども伝えてくれますので、業者と相談しながら慎重に進めていきましょう。

施主支給をする上での部材別ポイントと注意点

小さな物で単品となる物(表札、ポスト、照明など)

これらは気軽に購入できるものであり、設置も簡単なので、了承してくれる外構業者は多いです。

ハウスメーカーが提示してくる商品以外にも市場には非常に様々な種類があり、インターネットで調べて購入することができますので、自分好みの商品があれば施主支給の希望を業者に伝えてみましょう。

小さな物ではあるが数が多く必要となる物(レンガ、タイルなど)

レンガ1丁、タイル1枚での購入ができずロットでの購入となる場合があるので、必要数量ぴったりの購入が不可能で、結果的に外構業者からの提案商品でお願いしたほうが安くなる場合もあります。

ご希望の商品を見つけた場合、注文単位と金額を確認して、外構業者の提案商品と比べてみましょう。

また、施工中に現場で判断して大きさをカットしたりするので、予定数量より枚数が必要となり、数が足りなくなってしまうこともあります。

その場合は施主が再発注しなくてはならず、施工業者の工程に遅れが生じることとなります。

他にも、商品の到着日や資材置き場の確保など、業者との間で細かなやり取りをして調整に手間がかかることもあります。

大きな物で数が多く必要な物(フェンスなど)

大きなものは基本的にリスクが高いため、発注の際に充分な注意が必要です。

フェンスは、パネル・柱・コーナー継手・端部キャップなど、さまざまな部材を現場で組み立てていきます。

数が多いので搬入のタイミング調整も必要になりますし、いちばん重要なことは各部材の必要な数量を間違えずに購入することです。

たとえばフェンスを10m設置する場合、直線で10mの場合と、角度のある5m+5mの場合では柱の数などが変わります。

土台となるブロックの厚みに合った柱やフェンスを間違いなく選ぶ必要もありますので、施主支給をしたいときは必要な部材数やサイズを施工業者に必ず相談し、間違いのない発注をしてください。

大きな物でいろいろなサイズがある物(カーポート、サイクルポート、テラス屋根、物置など)

これらはフェンスとは違い、部材をセットで販売しているので購入しやすい商品ではあります。

しかし、サイズが豊富なため、どの大きさが最適なのか計測をしっかりしてから発注するようにしてください。

カーポートの場合はお持ちの車種に合ったサイズの間口・奥行・高さをしっかり測っていただき、テラス屋根の場合は干渉する建物の状況を、物置の場合は長物などを入れておく予定はないかなど、事前確認に充分気をつけて購入をしていただきたいと思います。

トラブルを避けるために気を付けるべき注意点

商品が到着したらすぐに検品する

部材ごとの注意点に加えて、どんな部材でも施主支給の際に必ず行っていただきたいことは、商品到着後に傷や不具合がないかすぐにチェックすることです。

外構業者が施主支給を積極的には受けたくない理由のひとつに、施工時に支給品の傷が見つかり、どのタイミングで傷が付いたのか、部品がなくなったのか等がわからずトラブルになることがあるからです。

施主支給品だと、初めからついていた傷なのか施工中についてしまった傷なのか、責任の所在の判別がしにくくなります。

商品を業者に渡す前に、できれば施工業者と一緒に商品を検品してください。もし不具合が見つかった場合はすぐに購入先に連絡しましょう。

自分の判断のみで発注しない

施主支給を希望するすべての場合において言えることは、外構業者のデザインに沿った商品を、外構業者のアドバイスのもとで購入することです。

商品を単品で見て、好きなデザインだったからといって業者への相談なしに購入してしまうと、実際に設置してみたら外構デザインにあまり合わなかった、サイズが合わなかった、数が足りなかったなど、想定外の事態になってしまうことがあります。

まずは施主支給に応じてくれるかどうかを施工業者に問い合わせてみて、必ず相談をしながら進めていくようにしてください。


家づくりへの思い

エクステリア事業部長 中島悠太

はじめまして、エクステリア事業部長の中島と申します。
くらそうねエクステリアと他のサービスの最も大きな違いは「家づくりへの思い」です。

くらそうねエクステリアは、年間5,000件ものお客様からご相談をいただいていますが、多くの方が家づくりのワクワク感と不安を両方抱えていらっしゃいます。

私達はそんなお客様のお悩みを解決し、「家づくりを もっと楽しく 分かりやすく 適正にしたい」という思いでサービスを提供しています。
私自身もともとハウスメーカーで営業をしていましたが、メーカーの手が届かないところをお手伝いすることで、お客様には良い家づくりを実現していただきたいと考えています。

株式会社クラッソーネエクステリア事業部長 中島悠太

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